俺々ツールについて

いろいろあって、現在のお仕事で使っているマニュアルの整備作業中。
マニュアルに書くチェック項目を洗い出したらうんざりしてきた。
こういうモノはチェックをスクリプトか何かでやらせるのが間違いがない。
で、チームリーダに雑談がてらその話をしてみる。
すると、何だか会話が微妙に噛みあわない。

根っこについてはお互いに当然理解していて、
「どうしたら今、面倒と思っている作業がラクになるのか?」
である。

で、何故微妙に話が噛みあわないのか。
主に、その具体的なImplementの部分での見解が一致しない。
勿論、それは当たり前の事と言えばそうだけど、
お互い持っているスキル、扱えるツール、そういったものを作ってきた経験が
違うからだ。

要するに「あぁ、それならこうすればいいよね」の“こうすれば”の部分が
程度の差はあれ、絶対に人と同じにはならない。

で、そのミスマッチをどうすり合わせていくか。
レビュー?ペアプロ?etc...

当然、そんな事はみんな悩んでいて、どうすればいいかという議論は
至る所でされている。

思うに、INとOUTだけ決めて各自に俺々ツールを作ってもらうのが
いい気がする。

え、それ何て「車輪の再発明」だって?
確かにその指摘は正しいと思う。
でも、俺々ツールなんて、作った本人以外はメンテできないよ。
(そして時間が経てば作った本人ですらメンテできなくなる)

そんだったらいっその事、使う人間に納得のいくように作らせたほうが
後腐れもなくていいんじゃないかな?

で、次に問題となるのが頻繁にその仕様が変わるんじゃないかという問題。

そこで、俺々ツールをメンテするか?それともいっそ作り直すか?
悩ましいなぁ、と思うが、そこは悩むべきでもあるとも思う。
そして、きっと正解はない。

受け売りだけど、こういった事は量が質に転化していくものだと思うし、
こなすことによって速度もあがっていくものだと思う。

え、なに?DRY原則はどうしたって?
DRYではあることは目指すべきところであって、そこに至るまでには
やはりこういった事は必要なんじゃないか。

そんな事を考えた金曜日の夕方でした。